【資産運用に大切な考え方は?】
資産運用をおこなってい上で基本となる考え方をご紹介いたします!
●単利と複利
まず押さえていただきたいのが、金利のつき方の違いです。「単利」と「複利」があります。
カンタンに説明いたしますと、単利は元本に対して毎年一定割合の利子が加わっていく利子の増え方であるのに対して、複利は、1年目の利子が元本に組み入れられ、2年目はその新たな元本に対して利子がつくといったように、利子を絶えず元本に組み入れていくという利子の増え方です。
当然、複利のほうが利子は格段に増えます!
具体的にどれくらい違うのかみてみましょう!
以下の表は、年利0.02%(現在の銀行預金の利率)と年利2%の場合それぞれの、元本100万円を預けたときに増えた利子の合計額をあらわしています。
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現在
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1年後
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3年後
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5年後
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10年後
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20年後
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30年後
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単利
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0
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200
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600
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1000
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2000
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4000
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6000
|
複利
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0
|
200
|
600.12
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1000.4
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2001.8
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4007.6
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6017.4
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年利0.02%の場合(単位:円)
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現在
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1年後
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3年後
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5年後
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10年後
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20年後
|
30年後
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単利
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0
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2
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6
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10
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20
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40
|
60
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複利
|
0
|
2
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6.12
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10.4
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21.9
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48.6
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81.1
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年利2%の場合(単位:万円)
どうお感じになりましたでしょうか。
当然、利率が異なるので、2%の場合のほうが増える金額は大きいわけですが、ここでぜひ注目していただきたいのが、単利の場合と複利の場合の違いです。
まず、金利が0.02%の状況であれば、10年たって、やっと2円違うかどうかなので、これはもうどうでもいい額です。しかしながら、金利が2%の場合はどうでしょう。10年後であれば、約2万円、20年後であれば約9万円も異なってきますね。30年などと期間が長くなればその差額はもっと明らかになっていきます。
資産運用においては、この「複利」をうまく利用していくことが大切になってきます。
●72の法則
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