今回は、ファイナンシャルプランナー(FP)というテーマについて話させていただきます。
FPというと、お金に関する相談窓口といった意味あいが強いですが、
個人が相談するという意味でFPを活用するメリットは本当にあるのでしょうか。
以下は日本の家計を対象としたある調査結果です。
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Fpに相談したいかのアンケート
したい 29%
したくない 71%
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圧倒的にしたくない!という層が多いのですね。
したくない理由としては、家計のことを知られたくない
特定の商品をすすめられそうなど
といった理由が上位をしめます。
2つ目の理由については、企業系Fpであれば当然の結果かもしれまませんね。
FPが活躍するアメリカにおいては、
5万3000人以上ののCFPが存在し、その数は日本の3倍以上になります。
さらに日本では、8割が金融機関だが、米国では6割が独立系という違いもあるので、
このあたりがアンケートの大きな違いとなっている原因の1つかもしれません。
さらにあるアンケートの結果です。
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米国FPの顧客が関心を持つ問題
1、医療費
2、投資、資産形成
3、退職資金
4、税負担
5、老後資金の枯渇
6、お金の管理
7、不動産プラン
8、教育資金
9、長期的な資金
10、負債額
11、失職や減給の可能性
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米国であるからという理由で変わったところはないと思われますが、
多彩な分野が相談されていることがわかります。
しかし、情報に価値を見出すことの多くない日本においては、
単なる相談ということでFPに相談することはまだまだ垣根が高く日常的ではありません。
日本においては、自分のアドバンテージがあるFPを見極め、
専門分野に特化した相談をすることできっかけを作り、それが縁となって他の分野にも相談をしていくというのが現実的です。